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2018年01月12日

1年が経ちました

権六さんが旅立って今日で1年が経ちました。


この1年、泣いて笑ってを繰り返しながら、
何とか乗り越えることができました。
今は毎日お骨カバーに包まれた
権六さんを優しく撫でて沢山話しかけて、
笑顔で過ごしています。


何度か夢に出てきてくれたり、
ふわっと権六さんの匂いがしたり、
きっと近くに居るんだなと感じる時もありました。
つい最近は誰もいない部屋から
『プピーッ!プピーッ!』と
おもちゃの様な音がして、もしかしておもちゃでも
取りに来たのかな?ということも。
きっと何かの偶然か聞き間違いかもしれないけれど、
都合の良いように感じてはちょっと楽しんでいます。


不思議なことに泣いたり、寂しがっている時よりも、
何か楽しいことや嬉しいことがあった時に
気配を感じるみたいで…。
生前、権六さんが近くにいないところで
私達が楽しく話していたり、笑っていたりすると、
『オリも一緒に楽しいことするんですーっ!』と
言わんばかりにすっ飛んでくることが
多々ありました。
だから、きっとお空にいても楽しいことが
気になるんだなぁと。
そんなことを考えるのも楽しいもんだと
最近は思うようになりました。


私のなかで凄く記憶に残っているのが、
亡くなる2日前の権六さんです。
診察を待つ大学病院の待合室で
いつもは私の足の間で床の上に伏せていたのに、
この日は膝に乗せるように要求してきました。
抱っこして膝の上に乗せ、頭を撫でてあげると
じっと私の顔を見て本当に穏やかな
お顔をしていました。
いつもとちょっと違った権六さんの様子に、
その時はいくつになっても甘えん坊だねぇと
隣にいた他の飼い主さんと話していましたが、
もしかしたら権六さんは自分の最期が近いことを
何となくわかっていたのかもなぁと今は思っています。


闘病中は正直大変なことも多く、
冬を迎える頃には24時間目が離せなくなり、
睡眠はとーなんと交代でとったりと
体力的にも精神的にもギリギリの状態でした。
それでも、突然おもちゃで遊びたいと要求したり、
急に食欲が戻ったりと私達を驚かせることも
沢山ありました。
小さな体で本当に一生懸命頑張っていたと思います。


私達だけでは不安で心が折れそうな時も
必死で頑張る権六さんの姿を見ては
元気と勇気をもらいました。
先生方をはじめ、闘病中の権六さんが
快適に過ごせる様にとサポートしてくれたばーなん、
周りの人達に支えられて私達も頑張れました。


1年経ち気持ちの区切りをつけることが出来たから、
これからは季節毎に楽しかったエピソードを
思い出しながら笑顔で過ごしていきたいと思います。
これからも権六さんへの愛情はずっと変わらないです。


今日は大好物のイチゴを沢山用意したから、
もしかしたらフガフガと鼻を鳴らしながら
お空からすっ飛んでくるかもなぁと
ニパ顔の権六さんを想像して笑ってしまう
いつまでも親バカ万歳!な飼い主であります。

投稿者 じゆんこ : 2018年01月12日 16:05